酷いものを観た・・・

山田風太郎甲賀忍法帖を原作に据えた映画『SHINOBI』というのがございます。先日DVDをレンタルしてきてパソコン内に取り込んでおいたのをさっきようやく鑑賞したんだけど・・・こりゃすげえ酷い(;´Д`A ```実は映画公開前からそんな気はしてたんだけどそりゃあヒットしねえよコレ。まず10対10の忍者バトルを5対5の設定に改悪してしまった時点でもうダメダメだなとは思ってたのだけど、実際見てみると人数減らしてるのにそれぞれの忍者のキャラとかストーリーが薄い。しかも別にそのキャラクターである必然性がないような使い方ばっかしてて個性がない。その最たる例が、原作では伊賀方の忍者である筑摩小四郎がこの映画では何故か甲賀方の忍者という設定になってることだと思う。同じ甲賀忍法帖を原作に据えた作品でも漫画、後にアニメになった『バジリスク甲賀忍法帖』は原作にかなり忠実且つアレンジも利いていてかなり出来がいいだけにそれと比較するとかなりガッカリだ。まあ言ってしまえば映画なんかでやるのが悪いんだけど、それにしても全体の構成がちょっとなぁ〜・・・