踊る大捜査線 THE MOVIE 3 ヤツらを解放せよ!
ちなみに観たのは7月8日(木)の朝10時半くらいの回、109シネマズ川崎で。本当はシネマハスラーでハスリングされる前に書きたかったんだけどまあしょうがない、気が乗らなかったんだw
なお、これネタバレとか気にしないで書きますからね。文句言わないでくださいね、今ここにその注意書いたんだから。
当日忘れないうちにメモったものを抜粋してそれに色々補足していく形にします。全体をまとめるの無理だから。内容的な意味で。
あのオープニングは誰得踊る大捜査線と言えば象徴的なあのタイトルバックと曲だと思うし、実際わざわざこの映画を見ようって人ならば尚のことそれがあってこそって人は結構いると思う。しかし今回、それはございません。最初のシーンの流れからオープニングは延々引っ越しシーンが流れます。"はずしの演出"が踊るシリーズだとはいえ、この時点でキテますw
ドラマをやりたいのか映画をやりたいのか分からない映画作品としてのダイナミズムがなかった。これはテレビドラマでやれば?と思ったのです。
「事件は会議室で起きてるんじゃない、現場で起きてるんだ!」というが、今回現場=湾岸署なのでロケ少ないこれはなんていうの、映像にダイナミズムがないなあと思ったわけ。前作までよりも署内のシーンが多過ぎちゃって「作り物」の空気をより一層強くしてしまってた。「安っちい」と言うのが一番適切か?
「人気キャラクター」を沢山出したいが為に、それぞれの扱いがかなり杜撰「顔見せ」みたいなキャスト多過ぎ。特にユースケ=真下なんか明らかにその扱いに困っている様が見てとれる扱い。
青島の病気について、かなり早い段階で間違いだったと分かるので以降のシリアス(な空気を出そうとしている)場面が全て空々しい読んで字の如くそのまま。なんであんな演出にしたんだ?百歩譲って病気の件のネタばらししないでいてくれりゃまだ許せたのに。俺逆になんかイラッとしちゃったもの。
悪い意味で話が二転三転する。ストーリーの本筋からすると無駄な要素がムチャクチャ多いのです。そのせいで話があっちいったりこっちいったりでグチャグチャします、特に序盤。
『犯罪マニア』で青島がかつて逮捕した人間が誰なのかを突き止められるくせに、どうして既に刑期を終えて出所したかどうかを調べられないのか謎。ただ単に出したかっただけというのが見え見え。これは設定が破綻し過ぎなんだよ。そのスキルがあってそれが調べられないなんてそんな犯罪者ありえないだろ。これはチグハグしすぎ。
伊集院光の役なんか確かドラマで逮捕されたときの罪に関しては既に刑期を終えていて、出所後にまた別の事件を起こして再び逮捕されたことがスピンオフシリーズのどれかで描かれていたはず。最早杜撰というレベルではない。これもさっきのに引き続き。たまたま俺が「お、伊集院また出たのか」てのを覚えてただけではあるんだけど、既に一度再登場させておいて前述したような杜撰な設定と使い方なのがねえ・・・
役者には罪はない。与えられた場所で与えられた仕事をきっちりこなしている。結論から言うと、脚本と演出が悪いという結論に至った俺。
最後のスタッフロール、主演の織田裕二と深津絵里に専属ヘアメイクが付いているのは納得できるが、10秒出演したかどうかも怪しい稲垣吾郎に専属ヘアメイクって…これは素直に吹いた、あと吾郎ちゃんの役ドラマのときとキャラ変わり過ぎだからw
テレビドラマのスペシャルならこれで許せるが、映画作品としては許せないシネマハスラーでも『映画』としては叩かれまくってたけど、まあ俺的結論はこうなりました。
以上です!書けば書くほどアホらしくなってきたからこれ以上書くのやーめた!